TOEIC 英検 比較

TOEICと英検について

TOEICというのは「Test of English for International Communication」の略、読みはトイックで、国際コミュニケーション英語能力テストのことです。アメリカで開発され60カ国ほどで実施されている試験の商標名です。日本では2000年にTOEICの受験者が100万人を突破しています。企業では、新入社員の英語能力測定などに利用されていたりします。

 

TOEICが知られるまでは英検が主流でした。英検というのは、財団法人日本英語検定協会主催の英語テストのことで「Standard Test of English Proficiency」略称をSTEPと呼んでいます。日本語正式名称は実用英語技能検定といい、1級、準1級、2級、準2級、3〜5級の7レベルがあります。

 

日本の学校教育と関連が強く1(準1)級は大学生、2(準2)級は高校生、3〜5級は中学生向けといった目安があり、小学生を対象にした児童英検もあり、最近は児童英検の受験者が増大しているようです。

 

したがって、現在でも学校教育の場では英検が主とされているケースも少なくありません。特に、高校までの場合は英検がまず最初に選択される英語試験といってもいいでしょう。

 

ただ、最近では大学以上になるとTOEICというケースが増えてきています。大学を経由してTOEIC試験を申し込むと、かなりの割安価格で受験できます。

 

そして、社会にでればTOEIC一辺倒と言っていいでしょう。日本の企業での英語力判定は、ほぼTOEICというのが現状です。アジア圏の特に日本と韓国ではTOEIC採用率が図抜けて高いです。これは、ある種TOEICの営業活動による結果という側面も実はあることはあるのですが。